TC50―Sekai CameraはiPhoneからソーシャルタグで現実世界の情報を提供
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また、Sekai Camera関連の記事は、以下のブログサイトがまとまっており参考になると思います。
20分で理解するSekai Camera〜セカイカメラ関連記事のまとめ
電脳コイルに出てくる電脳メガネといったウェアラブルなハードではなくても、虫眼鏡をかざすように、iPhoneのカメラ映像を通して実世界にオーバーレイされる情報表示のインターフェースデザインは洗練されていて興味深いですね。
記事では、画像認識技術などはいっさい使っていないとのことなので、位置情報などとあわせてカメラが写した画像から実空間のオブジェクトを識別し、それらに紐づく情報を引っ張ってきているのでしょうが、GPSなどの位置情報とiPhoneの加速度センサーだけでは、カメラのフレーム上にとらえた商品や看板などを高い精度で紐付けすることはかなり難しいのではないかなと感じました。会社ホームページや他の記事でも技術的背景についてはほとんど触れられていないため、どのように実現しているかは想像するよりありませんが、あくまでコンセプトモックではなく、実際に操作が出来るクオリティで完成しているのであれば、実際にどのようなアルゴリズムで紐付けしているのか技術的な興味は尽きないです。
実空間上のオブジェクトに紐付けする情報をどのように整理/収集するのかという点が、使って便利なサービスとして次に超えなければならないハードルかと思いますが、フォークソノミーというかユーザーによるタグ付けにゆだねることになるのでしょうか。(製品やサービス、お店などはオフィシャルな情報が提供されれば望ましいのですが)
実空間上のオブジェクトに情報を付加し、ハンディターミナルで読み取るということは、RFID技術を利用したユビキタスIDや実空間に貼付けたカラーコードをマーカーとして認識して関連情報を結びつけたSony CSLの暦本氏によるNaviCamを思い出しました。
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