創造性の高い理想的な企業文化や職場環境として、AppleやGoogleが例に挙げられることもありますが、この本が紹介するIDEOのカルチャーや働き方は、彼らと根底に流れるものは同じように見えます。ちょっとした遊び心と、まるで熱病にかかったような高揚感が、ときにうらやましくもあります。
具体的なプロダクトやプロトタイプ案、オフィスの写真などを数多くちりばめながら、イノベーションを生み出すIDEOの手法について、以下のような点で纏めています。
- イノベーションは人間観察から始まる
- ホットなチームをつくる
- 究極のブレインストーミング術
- 迅速なプロトタイプ政策で問題を見つける
- 「温室」のようなオフィスをつくる
- 楽しい経験を提供する etc...
革新的な製品/サービスというのはこういったホットな「場」があってこそ、生み出されやすいものなのかなぁ。IDEOのように、わくわく、ドキドキして、つねに全力投球で楽しく仕事がしてみたいですね。プロトタイプや製品デザイン、IDEOのオフィスの写真など眺めているだけでも楽しめる本でした。(もちろん、中身も興味深く、一気に読み切りました)
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