2008年11月13日木曜日

電脳コイル 第7〜9巻

先週末で最終話まで視聴完了。

つまるところ、イサコとヤサコがそもそもの話の始まりであったということですか。いくつか謎は残されるものの伏線はうまくたたんでいるので、最終2〜3話は、ああそうかと腑に落ちるかんじですっきりした反面、ちょっとこじんまりと纏まった感がありました。
あまり大風呂敷を広げて、話が世界的になりすぎるのもどうかなと思うので、これはこれでありかなとおもいました。

電脳メガネというガジェットと現実世界にオーバーレイされる情報空間というアイデアは、まだまだいろいろと面白いネタも考えられるかなとも思いますが、そういった話を膨らませるエピソードがあまり多くみれなかったのはちょっと残念なところです。

印象に残ったのは、やはりデンスケかな。電脳ペットであるはずなのに、「温かかったよ」「毛並みが気持ちよかったよ」という生身の生き物として感じていたとう主人公の妹、京子のセリフは深く感じました。ヤサコの独白では、心の痛みを感じることが「現実に存在するもの」「現実として認識できるもの」と「架空の物」との違いだという考えに至ったところもふまえて、デンスケはまぎれもなく、2人にとっては、本物のペットと同じように確かに現実に存在したということになるのでしょう。最後のシーンも頷けます。

電脳コイル 第7巻 通常版電脳コイル 第7巻 通常版
磯光雄 本田雄

バンダイビジュアル 2008-03-25
売り上げランキング : 17236
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


電脳コイル 第8巻 通常版電脳コイル 第8巻 通常版
磯光雄 本田雄

バンダイビジュアル 2008-04-25
売り上げランキング : 12761
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


電脳コイル 第9巻 通常版電脳コイル 第9巻 通常版
磯光雄 本田雄

バンダイビジュアル 2008-05-23
売り上げランキング : 11529
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

0 件のコメント: