これまで、いくつか自己啓発本の類いは読んできましたが、本書は物語形式の内容となっていて、あれこれと押し付けがましいところもなく、比較的読みやすい本だと思います。
本書のポイントは、人が他人を自分と同じ人ではなく、ものと見ることを『箱に入る』という概念で説明し、いかに自身の考え方が周りの見え方に影響し、結果として自身の行動や感情ひいては相手の反応やそれに伴う人間関係に影響を与えているかということを説明しています。
ちょっと立ち止まって、自分から箱から脱出することが出来れば、今まで感じていたことや見えていることが良い方向に変えてゆけるという点は共感するものが多い内容でした。
前作の方は、ビジネス/オフィスでの人間関係や諸問題を下敷きにしているので、どちらかといえば前作の方がわかりやすく感じられましたが、基本的な考え方などはきちんと説明しているので、前作を読まなくても内容は理解できるものとなっています。
はたして実践はなかなか難しいですが、なにか壁にぶつかったときにもう一度読み返して考えをリセットできればよいかなとおもいます。
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