2008年9月24日水曜日

20世紀少年

連休初日の土曜日に、ちょっとした息抜きとして、久しぶりに映画館に映画を観に行きました。
事前に気になる映画があったわけではなかったので、とくに強い思い入れなども無いまま『20世紀少年』を観てきました。

映画を観た時点では原作は未読でしたが、評価はうーん…続きの2部、3部を劇場でみるかといえば、ちょっと悩んでしまうところです。
配役は原作のキャラクターのイメージにそっくりかつ豪華な配役ですね。ちょい役にも色々と有名な人がでてくるので面白いですが、逆にあんな人がこんな役でといった所が気になってしまい、映画の話題性ではプラスなのかもしれませんが、観てる側からすると、一瞬映画の世界から現実に意識が戻ってしまうので、あまりいい印象は持ちませんでした。

22巻の原作を3部の映画にまとめるだけでもかなり大変だったようで、映画自体も2時間以上の長いものですが、観終わってから原作を読んでみて、いくつか印象に残るエピソードが触れられていないため、数多い登場人物それぞれが深く掘り下げる事が出来ずにあっさりしすぎて、いまひとつ物語にのめり込めませんでした。

世界の終わりという終末感や恐怖、空気について、折角の映画化なのでもう少し演出を含めてがんばってほしかったなぁと思いました。(往年の映画『復活の日』とまでいかないまでも…ね)

熱烈な原作ファンではないので、原作を忠実に映像化するよりも、同じテーマをもとに換骨奪胎して映画として再構築した方が、賛否両論噴出するとしても結果的に良い映画になったかもしれないなぁというのが正直な感想です。

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