2008年9月30日火曜日

ひと区切り

本日が、前職の最終出社日でした。
入社してからの10年あまり、本当に色々なことがあり、感慨深く感じました。

明日からは、新しい職場で、新たなチャレンジが始まります。
初心を忘れず、頑張ってゆきたいですね。

花束

2008年9月28日日曜日

ダークナイト

クリスチャン・ベール監督による『バットマン・ビギンズ』より始まった、新生バットマンシリーズの2作目。上映終了が間近に迫っていたので、慌てて劇場に足を運びました。

ちなみに、『〜ビギンズ』は出張帰りの機内上映で観ました。俳優・渡辺謙が出演することなどでも話題になっていましたね。

映画本編は、自分があれこれコメントするまでもなく各所のレビューの通りとても面白かったです。善と悪、法と秩序とそれらに縛られない力、理性と狂気といった対立をテーマに、バットマン、ジョーカーそして、地方検事ハーベイ・デントというそれぞれのキャラクターをプロットに据えて、二転三転するストーリー展開は、観ていても時間を忘れて楽しむことが出来ました。

DVDが出れば、もう一度じっくり鑑賞したい一作です。

2008年9月25日木曜日

夢をかなえるゾウ

100万部突破のベストセラーなので、今更説明の必要は無いかと思います。

『意識を変えるだけではなく、具体的な行動や環境を変えなければ人は変わることができない』という論点で、関西弁をしゃべるゾウの神様がこれまで自分が育てたと(妄言?)する偉人や著名人のエピソードをふまえて、ひとつひとつ小さなことから実践を積み重ねるよう課題を出しながら話は進んでゆきます。

「実際に行動に移す」という心の壁を越えるのが、なんとなくおっくうでついつい頭で考えるだけで行動に移せない。考えるだけ・意識するだけではなく、実際に行動に移すことの重要さが繰り返し協調されています。

とはいえ、ゾウの神様ガネーシャのキャラクターと語り口が軽妙で、堅苦しくなく笑いを誘い、エンターテイメントとして楽しく読める本でした。

10月2日には、スペシャルドラマと連続ドラマスタートとドラマ化も控えているので、そちらの方も楽しみです。

夢をかなえるゾウ夢をかなえるゾウ
水野敬也

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2008年9月24日水曜日

横浜アンパンマンこどもミュージアム

家族サービスということで、飛び石連休の月曜日に横浜アンパンマンこどもミュージアムにいってきました。

我が家ではディズニーキャラクターよりも、アンパンマンのほうが受けが良いです。侮りがたし、やなせたかし。

みなとみらい地区の一角、首都高出口からすぐのところの1ブロックに有料施設のミュージアムとアンパンマンキャラクター関連の飲食、おみやげもの、フォトスタジオなどの各種ショップモールが併設している施設です。ミュージアム内はキャラクターのジオラマやセットなどが飾られており、子供は大はしゃぎでよかったのですが、アトラクションやショーなどがあるアミューズメントパークではなく、あくまでミュージアムなので過剰な期待をしているとちょっと拍子抜けかもしれません。他の横浜観光と合わせて行くには良いかもしれませんが、連休の飛び石の平日とはいえ、子供連れでごった返してかなりの混雑でしたので、軽い気持ちで出かけると結構しんどいかもしれません。周辺に駐車場はありますが、施設駐車場はそれほど大きくないので、電車でいく方がおすすめです。

帰りの車中では、アンパンマンのサントラCDがヘビーローテーション。子供向けの歌は、曲調がシンプルで覚えやすいのか、しばらくは頭からアンパンマンのテーマがこびりついて離れなくなってしまいました。(歌詞は結構難しいことを言っていたりしますが)

アンパンマンミュージアム

20世紀少年

連休初日の土曜日に、ちょっとした息抜きとして、久しぶりに映画館に映画を観に行きました。
事前に気になる映画があったわけではなかったので、とくに強い思い入れなども無いまま『20世紀少年』を観てきました。

映画を観た時点では原作は未読でしたが、評価はうーん…続きの2部、3部を劇場でみるかといえば、ちょっと悩んでしまうところです。
配役は原作のキャラクターのイメージにそっくりかつ豪華な配役ですね。ちょい役にも色々と有名な人がでてくるので面白いですが、逆にあんな人がこんな役でといった所が気になってしまい、映画の話題性ではプラスなのかもしれませんが、観てる側からすると、一瞬映画の世界から現実に意識が戻ってしまうので、あまりいい印象は持ちませんでした。

22巻の原作を3部の映画にまとめるだけでもかなり大変だったようで、映画自体も2時間以上の長いものですが、観終わってから原作を読んでみて、いくつか印象に残るエピソードが触れられていないため、数多い登場人物それぞれが深く掘り下げる事が出来ずにあっさりしすぎて、いまひとつ物語にのめり込めませんでした。

世界の終わりという終末感や恐怖、空気について、折角の映画化なのでもう少し演出を含めてがんばってほしかったなぁと思いました。(往年の映画『復活の日』とまでいかないまでも…ね)

熱烈な原作ファンではないので、原作を忠実に映像化するよりも、同じテーマをもとに換骨奪胎して映画として再構築した方が、賛否両論噴出するとしても結果的に良い映画になったかもしれないなぁというのが正直な感想です。

2008年9月19日金曜日

箱と自己欺瞞

前作、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』が面白かったので、続編である『2日で人生が変わる「箱」の法則』を書店で発見して早速、読んでみました。

これまで、いくつか自己啓発本の類いは読んできましたが、本書は物語形式の内容となっていて、あれこれと押し付けがましいところもなく、比較的読みやすい本だと思います。

本書のポイントは、人が他人を自分と同じ人ではなく、ものと見ることを『箱に入る』という概念で説明し、いかに自身の考え方が周りの見え方に影響し、結果として自身の行動や感情ひいては相手の反応やそれに伴う人間関係に影響を与えているかということを説明しています。

ちょっと立ち止まって、自分から箱から脱出することが出来れば、今まで感じていたことや見えていることが良い方向に変えてゆけるという点は共感するものが多い内容でした。
前作の方は、ビジネス/オフィスでの人間関係や諸問題を下敷きにしているので、どちらかといえば前作の方がわかりやすく感じられましたが、基本的な考え方などはきちんと説明しているので、前作を読まなくても内容は理解できるものとなっています。

はたして実践はなかなか難しいですが、なにか壁にぶつかったときにもう一度読み返して考えをリセットできればよいかなとおもいます。


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2008年9月15日月曜日

本棚

この三連休は、なかなか手が出せなかった本棚周りの整理整頓に時間を費やしました。

仕事柄技術書などを購入することが多いので、黙っていても本の量が増えてしまい、このところ本棚からどっと溢れる事態になっていました。
自ずと入りきらない本は床の上に山を作ることに。北アルプス連峰のような立派な本の山々が出来ていて、足の踏み場もないところだったので、時間の取れるこの機会を活用して大掃除&本棚拡張を行いました。

まずは手持ちの書籍の整理ということで、古くなったり陳腐化した書籍など捨てる本と手元に残す本を選り分けて、だいたいの分量を計算し、それらが棚に収まるように本棚を拡張します。出来合いの本棚などでも安くてしっかりしたものは沢山ありますが、自由度と拡張性、ロングセラーであとあとのパーツの供給が安心できるということで、以前より使っているLB1000で組んだ本棚に2列ぶんを追加することにしました。

コミック類などは、一時いれと庫に退避して、コミック用の本棚を新規に作る予定ですが、壁面の本棚は、いくらか余裕を持った容量にすることが出来ました。いずれすぐに埋まってゆくことになるかと思いますが、しばらくはなんとか耐えられそうです。ほとんど読み返す機会のない本などで、ずっと手元に残しておきたいと思えるような本はそれほど多くないので、溢れそうになった場合には使用頻度の低い本を2軍落ちで本棚から除いていこうと思います。

また、とりあえずの積んどくスペースとして、積み上げ式の本棚も新規に追加しました。このちょっとかわった本棚、ブックスタンド サピエンスは、イタリアブルーノ・ライナルディのデザイン。他にも類似の本棚もありますが、オリジナルデザイン、スチール製でシンプル、棚板の耐加重が他の類似品より高いということで、こちらを選びました。読みかけの本や買ってきたばかりの本などは、こちらに積んでおいて、机の作業スペースを確保するとともに、適時、本棚に移していこうと思います。

イメージ的には、CPUの1次キャッシュとして積んどく本棚を使い、2次キャッシュは壁の本棚、それ以外は、町中の書店や図書館等外部ライブラリとするといったイメージで運用しようと思います。もちろん2次キャッシュ分までの本棚容量が大きければ大きいほど、すぐに手に取り参照することができて、効率はよいのですが、限られたスペースを有効活用しようとおもうと、あれもこれもと使わないものまで溜め込むよりも、ばっさりと利用頻度の低いものを捨てる覚悟も必要だと思います。また、最近は雑誌等も含めて紙・書籍よりもオンライン上の情報の方が情報鮮度も高く、ネット上の情報だけでもかなりの部分が補えるようになったという点もあるかもしれません。(とはいえ、まとまってじっくり読むのはディスプレイよりも書籍の方がまだまだ読みやすいですね)

LB1000 Sapience

Lumix DMC-LX3

先日、コンパクトデジカメ(Panasonic Lumix DMC-LX3)を買いました。

これまで使っていたデジタル一眼以外のコンパクトデジカメは2003年発売のPentaxのOptio S4だから、なんだかんだで5年経ってしまっていました。さすがにちょっとしたスナップにデジ一眼を持ち出すのは大変なので、デザインや小ささ・軽さよりも写りのよいサブカメラ的なものといったコンセプトで選んでみました。

いわゆる高級コンパクトデジカメという商品カテゴリは、以前キヤノンのPower Shot Proやニコン、オリンパスなどカメラメーカーが出していたカテゴリですが、昨今はリコーのGR Digitalが頑張っています。フォーサーズ陣営がMicroフォーサーズ規格を発表していたので、近いうちにレフ版なしのレンズ交換可能なコンパクトなカメラが出ないかと期待していますが、さすがにまだ噂にも出ていないということで、現行機種からの選択です。(いっそのことオリンパスE-420にパンケーキレンズというもの良さそうな感じですが…)

候補機種は、リコーのGX200Panasonic Lumix DMC-LX3

一応、嫁も使うことになるので、単焦点は厳しいかなということで、ズーム付きの上記2機種とのガチンコ勝負。
誰でも使えるという意味では、イマドキのコンパクトデジカメには必須の機能である顔認識や手ぶれ補正などを備えたLX3が一歩リード。
一方、ズーム性能は24mm〜72mmのGX200に対してLX3は24mm〜60mmと望遠側はGX200の方が有利。

最終的に選んだ基準は明るいレンズ(F2.0〜2.8)でした。各所のレビューを見てもISO感度の高い設定でのノイズ状況等もLX3の方が良好のようなので、明るいレンズと合わせて室内撮影などでも威力を発揮できそうで期待しています。

このカメラの面白いところは、アスペクト比が一般的なフィルムサイズである3:2だけではなく4:3や16:9などでも撮影することが出来るところです。24mmからの広角端と合わせて画角の広い絵を撮ることが出来るので、町中のスナップ等も面白い画がとれるのではないかと思っています。

パナソニックのカメラを購入するのは初めてですが、今のところ結構満足しています。不満があるとすれば、レンズキャプが面倒なところかな。これからは、ブログの写真もLX3でバシバシとってゆければと思います。ちなみに、合宿エントリの写真などはLX3にて撮りました。

Lumix LX3

2008年9月7日日曜日

芦ノ湖スカイライン

合宿後は、湖尻から芦ノ湖スカイライン、レストハウスで折り返して箱根スカイラインを経由して御殿場に降りて東名高速で帰りました。

この道はカーグラフィックTVなど、車番組や雑誌の試乗コースとしてよく使われる有名なところです。久しぶりのワインディングロードを走るのはやはり楽しいですね。惜しむらくは天気があまりよくなくて厚い雲に覆われてしまっていたところです。

写真はレストハウスから芦ノ湖の眺め。厚い雲が蓋をしてしまっているようで、せっかくの景色もちょっと残念です。芦ノ湖スカイラインには三国峠という富士山や沼津、三島を望む絶景ポイントがあるのですが、雲に覆われて富士山は全く見えず…。

前回、訪れた時は、路側のビューポイントの駐車スペースは砂利敷きでしたが、アスファルトで舗装されてきれいになっていました。

芦ノ湖

バーベキュー

というわけで、ゼミ合宿にいってきました。
資料のコピーなどで当日バタバタしてしまい、車で出発したのは9時前後。途中、大きな渋滞にも巻き込まれることも無く、会場の箱根の研修施設にはお昼頃に到着しました。

施設はとてもきれいで快適。お風呂は温泉らしいです。

ゼミ合宿1

ゼミ合宿2

で、ゼミの輪講終了後、早速バーベキュー大会。ごちそうさまでした。

ゼミ合宿 バーベキュー

2008年9月6日土曜日

ゼミ合宿

明日(といってもすでに今日ですが)から1泊2日で、修士の時にお世話になった大学院のゼミ合宿にOBとして参加する予定。場所は箱根の研修施設。新たな刺激を受けることが出来たらと思う。

積み重ね

2007年のビジネス書ベストセラーとなった『「1日30分」を続けなさい! 人生勝利の勉強法55』を読了。
著者の成功経験を元にベストな方法を解説ということで、他の成功本と同様にどうしても「いかに成功したか」という点が協調されてしまう(客観的方法論ではなく、著者の経験論なのでどれほど効果があって良さそうかを示すための説得力はつまるところ著者の成功の実績に立脚する以上しかたないのだけれど)のが気になるのは仕方のないところ。

勉強に集中する方法や目標設定、英語勉強法等も触れられているが、ポイントはいかに継続的に勉強や自己投資にあてる時間を積み上げていけるか、という1点に集約されている。とにもかくにもまずは絶対的な量を確保するためにも、日々の無駄な時間をなくし有効な時間を捻出してゆくことの重要性を説いている。
例として1日のTV視聴時間を2時間とした際、年間で約60日分の時間をTVにとられてしまっているということを数字で示すと同時に、それら無駄な時間の中から1日30分を勉強時間に割り当てることで年間では多くの時間を獲得することが出来ることを平易に説明している。

とにもかくにも継続。短い時間でも総時間数を積み上げてゆくことによって、繰り返しが記憶の定着や理解につながり、また一定の量的投入を超えたところで理解力の向上といった形で「量→質的変化」がおこる、というのは体験的にも理解できるところ。

まずは、「レコーディングダイエット」に習って、いかに日々無駄な時間を浪費しているのかを明らかとするために、ライフログレコーディングをしよう。
1日1ページ構成のほぼ日手帳をスケジュール管理などに使用しているので日々の活動実績を記録してみて、どんなことに時間を浪費しているのかを改めて確認してみようと思う。直感的には、けっこうネットサーフィン(検索や調べものを興味の赴くままに読みあさる)に時間を使っているように思うので、来週一週間を記録してみて実態を把握してみたい。

そういえば「ほぼ日手帳2009年版」は9月1日より発売開始のようですね。毎年、いろいろと細かい改良を重ねていますが、09年版は今年よりも、だいぶ改良・変更点が多くて、どんな使い心地か楽しみです。今年の新しいファブリックカバーは何となく良さげな感じ。また、2009年版からA5判が新しく登場したけれどこれもちょっと気になるところ。



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古市幸雄

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2008年9月1日月曜日

ロングバケーション

といってもキムタクの月9ドラマではありません。

今月末をもって、約10年勤務した現在の会社を辞して、10月より新たな職場で働くことになりました。心機一転、新たな環境で頑張ってゆきたいと思っています。9月いっぱい約一ヶ月間の有休休暇となりますが、社会人になって以後、一番長い休暇ですね。

この先もなかなか取得する機会はない一ヶ月という貴重な休み時間をどう過ごすか。生かすも無駄にするのも自分次第ですね。新しい仕事に備えて、普段なかなか出来なかったことに時間を使えればと考えています。

具体的には、
  • 部屋の隅に積み上がっている未読本を読む
  • いつか読みたいと思っていた本をこの機会に読破する
  • 読まなければならない論文リストの更新と論文読み
  • 博士後期課程の研究テーマ、研究計画の見直し
  • いつか観ようと思っていた映画を見る
  • 改善したい行動の習慣化
  • 部屋の整理
などなど。

漠然と休暇を過ごしてしまえば、一ヶ月なんてあっという間というのは、小学生の頃、夏休みの宿題を8月31日になって慌てて片付ける苦い経験を何度も経験した自分には身に染みてわかっているので、まずは、規則正しい生活リズムを保ちつつ、きちんと計画を立てて、しっかりと充電できればと思います。

一ヶ月後、「結局、何も出来なかった」ということのないようにしないとね。