2008年12月31日水曜日

謎の楽器

冬休みということで、iPhone開発の勉強も兼ねて、初音ミクが歌うInnocenceの3D PVに登場する謎の楽器のエフェクトを模したiPhoneアプリを作ってみました。制作期間は、1日。画面描画については、Core Graphics(Quarz 2D)を使うことになりますが、Macも含めてQuartzでの描画プログラムを書くのは初めてだったので、試行錯誤で思っていたよりも時間がかかってしまいました。

音を出すためには、CoreAudio周りももう少し調べないとならないのでお預け。まだ無音で画面エフェクトだけです。

ニコニコ動画に初めて投稿してみましたが、Macでの動画編集は、iMovieがあるので思っていたよりも簡単に作れました。なかなかおもしろいですね。



2008年12月26日金曜日

Eye-Fi

Amazonにて先行予約していたEye-Fiが到着しました。当初の出荷予定は年明けとのことでしたが、手元に届いたのは23日でちょうどクリスマスプレゼントになりました。

オレンジ色の単なるSDカードにしか見えません。デジカメなどの機器に挿すと普通のSDメモリカードとして認識しますが、カードの中には無線LANチップが搭載されていて、あらかじめ設定しておいた無線LANアクセスポイントを経由してFlickrなどの写真共有サイトに直接アップロードしたりできるものです。

これまで、写真を撮るたびにいちいちカードリーダーに差し替えて、写真をMacに取り込んで、Flickrにアップロードするという一連の操作が、自動化されてとても快適になりました。

嬉しいことにiPhotoにも対応しているので、Flickrのアップロードに加えてローカルのフォト管理用のiPhotoにも同時に取り込むことが出来ます。

特にDMC-LX3の専用のケースを使う場合には、デジカメにケースを取り付ける際に使用する底面のネジを緩めてボトムケースを外さなければメモリカードの抜き差しが出来なかったため、ちょくちょく写真を撮ってこまめにブログにアップといった用途では、手間がかかって仕方がなかったので、そういった余計な手間ひまがスマートに解決できたのでとても満足しています。

容量は2GBですが、上記のような使い方であれば、不満なく利用できそうです。
一度、この快適性を体験したら、ケーブルにつないで取り込んだりメモリカードの抜き差しがばからしくなりますね。無線LANチップやアンテナなどのサイズからmicroSDやminiSDサイズは難しいのかもしれませんが、手持ちのメモリカードを使う機器もワイヤレス化できたらと思います。

ちなみに、各種ソフトウェアはあらかじめメモリカード内にインストールされているのですが、今後写真を撮ったりした後に普通にフォーマットしてよいものかちょっと気になっています。必要なソフトはEye-FiのWebサイトからダウンロードできるようなので、フォーマットしてしまっても問題ないとは思いますが…。

Eye-Fi

2008年12月22日月曜日

ヘタリア

お国柄や国民性を元にしたジョークは色々とありますが、そういった国民性や歴史的なエピソードを膨らませて擬人化したのがヘタリアという漫画です。今月2巻が出たばかりのようですが、最近になって知った作品で、先日、1、2巻をまとめ買いして読破しました。

元々がWebに掲載されていた漫画を元に加筆したものなので、やや線が荒い画風ですが、絵柄がほんわかしていて和めます。ちびたりあが可愛い。

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ガッチャピン

先日、池袋ロフトに買い物に出かけた際に遭遇しました。

ガッチャピン

2008年12月18日木曜日

MDノート

10月はじめから使い始めたMDノート(A5無地)が、めでたく使い切りになりました。
飽きやすい性格のため、いくつものノートを購入してみては使い切れずに、浮気を繰り返していました。

これまで、いわゆる高級ノートについては、モレスキンの方眼、クレールフォンティーヌ(A5方眼)やLifeのノーブルノート(A5方眼)などなど色々と買っては試してきました。紙質や方眼罫の印刷の濃さ・色、見開きやすさなど、どれも一長一短で、方眼ノートでこれといったものに巡り会うことが出来ず、方眼を無地に妥協して使い始めたのがMDノートでした。

使い始めるまでは無地はどうかと思いましたが、字を丁寧に書くとか、きっちりしたノートを作るというのであればともかく、アイデアや閃き、メモなど文字だけでなく、図や絵も含めて雑多なものを書きなぐるならば、方眼罫がなくても何とかなるというのが、使い終わってみた感想です。真っ白な無地のノートは、自由すぎる故に、書く段になってプレッシャーを感じる面もありましたが、十数ページと書きなぐっていくうちに、それもほとんど気にならなくなりました。

今回はきちんと1冊使い切れたということは、自分の感覚的には肌に合うノートということになるのでしょう。176ページ/約3ヶ月(80日ぐらい)で1冊消費ということなので、一日平均2.2ページ使った計算になります。ペースとしては、まあまあですが、2ヶ月くらいで使い切るぐらいのアウトプット量ぐらいは十分に達成できそうな感じです。

結構なぐりがきで、字も汚かったりしますが、クリーム色の紙にLAMMYの万年筆のブルーのインクはなかなか奇麗です。少し時間を空けてから思考の道筋をたどりながら読み返してみると、アイデアや発想の再構成や整理など、そのときには思いつかなかったこともいい感じに時が醗酵して新たな刺激をうけることもあるかもしれません。

デジタルのメモ術ではなく、アナログな紙とペンで書きなぐっているのもこういった振り返りなどがやりやすいというところも理由の一つです。

とりあえず2冊買い置きしているので3~4ヶ月くらいは持つかと思いますが、確実に入手できるお店が行動半径内ではLoftぐらいしかないのが心配なところ。

現在は、純正のビニールのノートカバーを使っていますが、ペンホルダーのある良い感じのA5ノートカバーがないか物色中です。(所謂ペンホルダーのない、ブックカバーは色々とあるのですが…、太めのペンを挟めるホルダーのついたものとなるとほとんど皆無です)

MDノート

2008年12月16日火曜日

Jetset BAG

いままで使っていたHeMのトートがかなりくたびれてきたので、誕生日プレゼントもかねて新しい鞄を新調しました。今回は、定番トートのJetset BAGの第四世代モデルです。

もともとノートPC持ち運び用としてデザインされているため、内部のポケットなど細かいところまで使いやすそうです。ノートPCを収納する内部コンパートメントはウレタン素材のクッションも入っているので、MacBookを安心して持ち運びが出来ます。13inchのMacBookでちょうどぴったりサイズなので、MacBookProだと入りきらないかと思います。

ノートPC以外にも、理工系のA4版の書籍など色々と放り込んで持ち歩いていますが、ナイロン素材でしっかりした作りなので、へたることなく長く使えそうですね。

収納力は、やや薄型のため以前使っていたHeMのトートほどモノは入りませんが、上部にファスナーがついていたりモバイルPC用バッグとしての完成度はこちらの方が使い勝手が良いように思います。鞄全面底側に近いところにある持ち手は、重たい鞄を持ち運ぶ際に重宝しています。

内部とポケットのステッチの赤がアクセントになって、派手さはないけれど、オヤジっぽいビジネス鞄といった雰囲気でもなく、なかなか良い感じです。

P1000258.JPG P1000261.JPG

2008年12月15日月曜日

隠れ家

おいしいコーヒーと、快適なソファ、心地よいBGM。

スタバが出来た当初は、設立時のコンセプトをきちんと提供できていましたが、いまやどこもかしこも人で溢れ、ソファ席は滅多なことでは座ることが出来ない店舗ばかり。

特に、新宿、渋谷など都内の店舗は、落ち着きとは無縁で辟易していました。そんな中で、発見したのが北参道駅に隣接するスタバ。

通勤路線の副都心線の開通によって出来た新駅ということもあって、渋谷から2駅の利便性ながらも、乗降客がほとんどいないせいか、適度に落ち着いていてよい感じでした。

仕事帰りにちょっと立ち寄って読書など、自宅以外の落ち着いた隠れ家として利用できるかなと考えています。

スタバ北参道 スタバのソファ

2008年12月10日水曜日

[映画] 魍魎の箱

いわずと知れた、京極夏彦の小説の映画化作品。先日、ちょうどWOWOWにて放送されていたので、未見であったのを幸いに観ることにしました。いわゆる「百鬼夜行シリーズ」の映画化としては、この前に「姑獲鳥の夏」があるのですが、こちらの方は、まだ観ていません。
小説の方は、かなり昔に読了しているので、シリーズ2作目からの映画鑑賞とはいえ混乱することもなく、原作を思い出しながら観ていましたが、初見の人には、登場人物も多くストーリーもそれぞれの登場人物にあわせて時間軸も前後して飛ぶので予備知識がないとつらいかもしれません。

とはいえ、原作ファンの人であれば、映画の出来についてはあれこれいいたくなると思います。
メインのキャスティングは、木場 修太郎役をのぞけば、原作のイメージと合っていたので安心。中禅寺敦子役の田中麗奈がいい感じ。

終戦後間もなくの東京の景色や風俗など、お金をかけているなぁとうならせるほど良い雰囲気で、猟奇的かつ陰鬱な空気を感じることが出来ました。後半/クライマックスは個人的には今ひとつといった感じ。猟奇事件的映画としては、邦画史に残る名作、横溝正史の金田一シリーズ「犬神家の一族」などを超えるのは難しいながらも、それなりにがんばっているように思いました。

それにしてもアニメ化までされていたとは。うひゃぁ。

2008年12月8日月曜日

第2回SBM研究会

先日の土曜日に、第二回となるSBM(ソーシャルブックマーク)研究会に参加してきました。

会場はIIJ@神保町。季節柄ビルのエントランスにはツリーの飾り付けがしてありました。
早いもので今年も残すところ後わずかですね。

今回の参加者はかなり多く、広い会場もほぼ満席でした。
学会とは異なるため、純粋に学術的な発表などだけではなく、実際にビジネスをしている側からの紹介やアクティブな利用者の立場や開発者からの視点の発表など、ソーシャルブックマークを取り巻く周辺について広くカバーされたアジェンダで充実した1日でした。

IIJビル IIJビルエントランス

2008年12月6日土曜日

油ギッシュ!

新しいMacBookを使い始めてかれこれ1ヶ月がたちました。
旧ポリカ筐体と比べて、パームレストのエッジが当たって痛くなることがない(ポリカは手が切れるんじゃないかってくらいに鋭角です)とかトラックパッドのざらつきがなくなり指がいたくならないなど、アルミBlick筐体に変わったことで良くなったところが多いです。

今のところ快適なのですが、気になるところが一つだけ。
キーボードが黒になったのですが、手の油で思ったよりもテカテカに光って目立つ!という点です。旧ポリカの松モデルの黒色カラーも同様なのかどうかは判りませんが(店頭など展示されている物はパームレストとなどもテカテカしていますね)、新しくなって気になるところです。

毎日、ウェットティシュで拭くとか、Macを使う前に手を洗うというほど神経質ではありませんが、普通に使っていても結構目立ちますね。
また、キーボード痕がディスプレー側にちょっとついてしまうのもいただけません。幸い液晶パネルは全面ガラスで覆われているので、さっと拭けば痕は残りませんが、長期利用した際にどうなるかは気になります。

MacBookのキーボード

iPhone開発関係の小ネタ

HTTPプロトコルでのGET/POSTメソッドを用いたkey=value形式のデータの送信時においては、value部分に含まれる特殊文字などを正しく通知するためにURLエンコーディングをする必要があります。空白(0x20)を'+'に置き換えるほかに、URL上許されない文字については16進表記(%XX)にする必要があります。

iPhoneおよびMac OSのフレームワークの文字列クラスであるNSStringクラスには、下記のようなURLエンコード用の関数があるけれど、value要素のエンコーディング目的で利用するのは間違い。


-(NSString *)stringByAddingPercentEscapesUsingEncoding:
(NSStringEncoding)encoding


URLで許容されている文字には&も含まれているため、(GETメソッドを思い出してもらえばわかる通り、URLパスに"key1=value1&key2=value2..."というように&記号が出現することが許されているため、&についてはエンコードされず、value中に&が出現する場合には、key=valueペアの区切りと誤認識してしまう。

この問題を対処するために、stringByAddingPercentEscapesUsingEncodingを呼び出し後に&文字を置き換えるなどの操作をするなどの例もよく見られるようだが、類似の関数としてCore FoundationにCFURLCreateStringByAddingPercentEscapesという関数があるので、value要素のエンコーディングにはこちらを使うほうがすっきりする。


CFStringRef CFURLCreateStringByAddingPercentEscapes (
CFAllocatorRef allocator,
CFStringRef originalString,
CFStringRef charactersToLeaveUnescaped,
CFStringRef legalURLCharactersToBeEscaped,
CFStringEncoding encoding
);


幸いCFStringRefとNSStringはTFB(Toll Free Bridge)なので、型のキャストで受け渡しが可能。
legalURLCharactersToBeEscapedにURL文字列としては許容されているけれどValueのエンコーディング時には%XXエンコードしたい文字を文字列として複数指定することによって期待する結果を得ることができる。
もちろん、日本語などのマルチマバイト文字はUTF8などあらかじめ文字コードを変換した上で上記エンコード処理を行う。

データのポスト時に、key=value形式ではなく、XMLなどで構造化したデータを送信する場合には、要素の値には、'<'、'&'、'>'、属性値には、加えてシングルクォート'''やダブルクォート'"'を直接記述することができないので、文字実体参照に置き換える必要がある。
具体的には、


'<' → '&lt;' '&' → '&amp;' '>' → '&gt;'
'\'' → '&apos;'
'\"' → '&quot;'
と、する。MacOS X/iPhoneではそのものズバリのCFXMLCreateStringByUnescapingEntitiesという関数があるが、少なくともMac OS X 10.3.5までは、動作にバグがあるようだ。
最新のLeopardやiPhone OSではどうなのかは未確認。

Google謹製のMac向けのコードライブラリ、Google Toolbox for Macの中には、対策版としてGTMNSString+XML.h/mがあるので、こちらを使う方が良さそう。
ちなみに、上記key=valueパラメータのエンコーディングについては、NSDictionary型から変換するためのクラスGTMNSDictionary+URLArguments.h/mがあるので、もう少しスマートに記述できる。
Google Toolbox for Macについては、Apache License 2.0なので、比較的自由に利用できる。
iPhoneでの利用も可能なので、Google Toolbox for Macについては、あれこれ内容を見てみるつもり。
必要だと思ったコードが既にあるという意味ではとてもありがたい。Google恐るべし。